くまもと林業大学校の「林業体験・学習コース」では、県内の女性林業担い手を対象とした研修を年1回程度行っています。
今年度の研修会は、12月10日(木)に蜩窯(上益城郡御船町吉無田)において、森林にある材料を使った、クリスマス、お正月シーズンにピッタリなリース作り研修を行いました!
講師は、熊本市出町で雑貨屋を営んでいるPetite Branche(プチブランシュ)店主 井上 史絵さん、また、森と暮らしの学校 SINRINGAKU 代表 渡邊 千恵子さん、柿本弘子さん、國武信子さんの3名にスタッフとして参加いただきました。
リース作りに入る前に、1時間程度近隣森林に出かけ、リース作りに必要な材料採取と木を活かす・森を楽しむ取り組みとして行っているKEYCUS(キイカス)プロジェクト等をご紹介していただきました。プロジェクトでは例えば、山に捨ててしまうはずの木をアクセサリーやガーデンファーニチャー製作に活用しています。参加者は「草木など普段邪魔・不要と思っているものの見方が変わった。」と地域材の活用方法のヒントを得ていました。
研修後半は、リース作りに取り組みました。小さい枝や葉っぱはワイヤーで取り付け、松ぼっくりなど大きい実はグルーガンを使って取り付けを行います。見ていると簡単そうに見えるリース作りですが、実際にやってみると全体のバランスやデザインを考える必要があります。花や実はたくさん入れたくなりますが、ポイントポイントでアクセントとすることで全体的にバランスが良くなるそうです。
リース作り研修後は、部屋に戻って意見交換会を行いました。研修会の感想に加え、各グループで日頃どのような活動を行っているか、今後どのような研修会を行いたいか等それぞれの思いを語っていただきました。今回の研修は県内各地の女性を対象としているため、参加者からは「なかなか会えない管外の女性と交流することができてよかった」との声を多くいただきました。