林業では、余分な枝や枯れた枝を切り落とす「枝打ち」作業があります。これにより、節の無い木材を生産したり、森林の生育環境を改善することができます。
6月4日の県南校の授業では、そのような作業の際に必要となる手工具(鋸、鎌、鉈等)の取扱い方法を学び、刃物研ぎの実習を行いました。
刃物を研ぐためには、砥石を使用することが欠かせませんが、刃物を研ぐ前にはその砥石を平面にする作業が何より重要で、基本となるそうです。そのため授業では、刃物を研ぐ前に、砥石の面を平面にする「面直し」と呼ばれる作業から行いました。面直しが終わった後は、まっすぐになった砥石を使用して刃物を研ぎました。
生徒の皆さんは、講師から刃物を研ぐ際の刃物の持ち方や動かし方を学び、丁寧に研いでいました。