くまもと林業大学校の公開講座は、林業に興味のある県民の方に対して開催している、森林・林業に関する講座です。
今回は、山鹿市鹿北町の森林で「くまもと森林・林業ツアー」を開催しました。講師は株式会社ゆうきの野中優佳さんと田中翔さん、そして、チェーンソーアート作家の田中章さんにご担当いただきました。心配していた天気も当日は晴天で、森林の持つパワーを全身で感じられる良いツアー日和となりました。
8:30 参加者が現地に集合。今日の一日の流れを説明していると、突然明るい音楽とともに、近くの茂みから森のお兄さん(田中翔さん)が登場!森のお兄さんには、これから散策していく森の案内人を務めていただきました。
8:45 森林散策開始。途中でアイスブレイクを挟み、参加者同士で自己紹介。みんなでラジオ体操も行いました。みなさんは森の中でラジオ体操を行った経験はありますか?森の中で行うラジオ体操は空気が新鮮で、とても心地良く、日頃行うラジオ体操とは一味違っていました。参加者の方も新鮮な空気を吸って、リラックスされた様子でした。
9:00 森の中をさらに散策。途中で大きなアヤスギを発見。なんと樹齢は200年~300年あると言います。森のお兄さんから林業の仕事についてもお話があり、「光のコントロールをするのが僕たちの仕事の1つ」と参加者に林業の魅力について真剣に説明されていました。
9:30 森の途中にあるウッドデッキに到着。ここでは森のお兄さんから、「国土の森林率は何パーセントか」、「杉は何種類あるか」など参加者にクイズが出題されました。
10:10 場所を移動して、チェーンソーアート体験を開始。田中章さんのデモンストレーションを見ながら、自分好みのマイチェアを製作します!
11:00 途中経過。徐々にチェアの形になってきていますね!
12:00 完成!みなさん、自分好みのマイチェアを上手に製作されました。講師の田中章さんは「同じように教わって作っても、人それぞれ脚の長さ、椅子の太さなどが違っていて、並べてみるとデザインの個性がわかるから面白い」とチェーンソーアートの醍醐味を語られていました。
参加者からは「心が元気になりました」、「チェーンソーの使い方の難しさとやりがいを知ることができました」などの声をいただきました。
くまもと林業大学校の公開講座では、このような体験を通して、熊本の森林・林業の魅力等を伝える講座を開催しています。興味がある方はぜひ今後もご参加ください。