専門課程(経営者コース)では、「高度な知識・経営技術などを習得し、自らの掲げる将来構想に向けて、継続的経営を行っていきたい!」、「林業経営を改革したい!」という高い志を持った林業経営者を対象に講義(全5講)を実施しています。
令和4年1月26日(水曜日)、この日はFOREST MEDIA WORKS(株)代表取締役 楢崎達也氏と(株)栃毛木材工業/(株)栃毛木材 代表取締役の関口弘氏の2名を講師に迎え、「作業現場の改善」、「人材育成の改善」、「労働安全の改善」の3つの改善手法、そして、「林業における人材育成」について講義いただきました。
講義では、事前に受講者が作成した行動計画(自社の経営理念と抱える課題のギャップを埋めるため、今後の具体的取り組み等を記載した計画)や事前アンケートをもとに、講師が課題や改善に対するアドバイスを行うという流れで実施しました。
例えば人材育成については、「自社に必要な良い人材は、自社で育てるしかない! その育て方を学ぶ必要がある」、「自分が新卒社員で入ったときに、どういう仕組みだったら自分は辞めないだろうか」など、経営者自身が社員の視点に立って物事を考え、改善していくことの大切さを伝えられました。
また、受講者は、他事業体の組織体制、人材確保に関する実際の取り組み内容、社員教育法など、具体的事例を聞いて学ぶことで、自社の経営改善に向けてヒントを得ていました。
今回は、昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況に鑑み、オンラインでの開催となりましたが、受講者からは多くの質問が繰り出されるなど、大変有意義な講義となりました。
次回はいよいよ第1講~第4講の学びの集大成となる「行動計画発表会」です。自社の掲げる将来構想実現に向けて、納得のいく行動計画を発表していただければと思います!