令和4年(2022年)3月17日(木曜日)に熊本県林業研究・研修センター(森創館)で、くまもと林業大学校【長期課程】の卒業式を行い、3期生19名の門出を祝いました。
卒業証書授与及び校長式辞
大岩禎一校長から卒業生一人一人に卒業証書(熊本県産スギ製)が授与され、お祝いの言葉を述べられました。大岩校長は「思う存分活躍してください。そして、伸び続ける人になってください。皆さんの活躍が、後に続く後輩たちの目標となり、その積み重ねが、熊本の林業の大きな力になります。」と卒業生のさらなる活躍と成長に期待を寄せました。
知事告示
知事告示(代読:竹内信義 農林水産部長)では、「これから待ち受ける困難に負けることなく、ここで共に学んだ仲間との絆を胸に、自ら考え、自ら行動し、自らの力で未来を切り開いていって欲しいと思います。」と失敗を恐れず、自らチャレンジしていくことの大切さを述べられました。
祝辞披露
今回の卒業式は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、卒業生や保護者などの関係者のみでの実施となりましたが、関係者の皆様から、真心のこもった祝辞を頂戴しましたので、式典内で披露させていただきました。誠にありがとうございました。
卒業生決意表明
卒業生代表として県南校の土井陽平さんから「今後の熊本・日本を支えていく林業に携わる者として、林業事業体等において、この一年間の長期研修で学んだ事を大いに発揮し、頑張っていくことを誓います。」と力強い決意表明が述べられました。
卒業生記念品贈呈及び激励の言葉
本校のエグゼクティブアドバイザーである九州大学の佐藤教授から、卒業記念品として林業の伐採現場などで使用される「ヨキ」が贈呈されました。一つ一つに卒業生一人一人の名前が刻まれています。
また、激励の言葉では入校式で伝えた3つの意識すべきポイントを再確認し、卒業後も継続して実践していくことの大切さを述べられました。
1.繰り返し基本に立ち返って、基本の「型」をしっかり身につけること。
2.自分が作業したことで変化する森の姿を想像し、技術者として常に考えながら行動すること。
3.今後も仲間との絆を大事にして、くまもとの林業を盛り上げていくという意識を持つこと。
これから卒業生19名は、県内の林業事業体や森林組合に就業し、それぞれの進路を歩んでいきます。今後も、くまもと林業大学校で身に付けた知識や技術、仲間を財産として、それぞれの道でご活躍されますことを大いに期待しています。