くまもと林業大学校では、高校生を対象として、熊本の森林・林業を身近に感じてもらうことを目的に、研修会を開催しています。
小春日和の晴天に恵まれた11月11日、高校生9人が、山鹿市鹿北町で森林散策・伐採現場見学をし、森の中の植物や動物などに加え、作業現場の様子を体感しました。
午前中は、林業会社(株)ゆうき所有の山林「ゆうきの森」を、森のお兄さん・お姉さんと散策し、森のクイズに答えたり、樹齢二百年といわれるあや杉の存在感に感動したり、きれいな小川の水の冷たさに驚いたり、間伐や植林の大事さを考えたりしながら、森林が私たちの生活に大きな恵みをもたらしてくれることを実感していました。森の中で食べる昼食は格別においしかったようです。
午後は、鹿本森林組合の伐採現場に移動し、チェーンソーでの伐採や、プロセッサでの造材作業を見学し、傾斜地や狭い道での作業の難しさ・厳しさを体感していました。また、森林組合の方から、森の種類や役割について話を聞き、これまでの研修で学んできた知識を深めることができたようです。
今回の研修を通じて、森づくりや木材の利用の大切さなど、さらに関心を深めてくれたようで、とても充実した1日となりました。