くまもと林業大学校の公開講座は、林業に興味のある県民の方に対して、森林・林業に関する講座を提供しています。
今回は、山鹿市鹿北町の森林で「くまもと森林・林業ツアー」を開催しました。講師は株式会社ゆうきの野中優佳さんと田中翔さん、そして、チェーンソーアート作家の田中章さんでした。参加者は、森のお兄さん（田中翔さん）から入山前には「山の神様」へ挨拶をしなければならないことを教わり、ツアーが始まりました。

森のお兄さんから、木が育つのに必要な条件は何？等、森林・林業に関する問題が出され、参加者が答えていくクイズ形式で森林を散策しました。森林内には、200年を超える夫婦スギもあり、この地域では、「アヤスギ」という品種が多いことも学びました。クイズ優勝者には、サプライズなプレゼントもあり、大いに盛り上がりました。

続いて、チェーンソーアートを体験しました。最初に、講師の田中章さんが実演され、あっという間にフクロウが出来上がりました。参加者は、初心者向けのマイチェアを製作しました。初心者向けと言ってもチェーンソーを初めて握るため、難しい作業となりましたが、最年少の11歳の小学生もしっかり作り上げることができました。作り手によって椅子の足が長かったり、短かったりと、個性のあるマイチェアが出来上がりました。

くまもと林業大学校の公開講座では、このような体験を通して、熊本の森林・林業の魅力等を伝える講座を開催しています。興味がある方はぜひ今後もご参加ください。